園児の死は大雪のせいか
保育所の屋根に積もった雪が落ちて、下敷きになった園児が死亡した。落雪の可能性を充分解っていたはずの園庭で子どもたちを遊ばせていて事故に遭ったというから驚きだ。
園庭の全体が危険というわけではないだろうから外へ出るなとは言わないが、「軒下には立たないように注意してあったのにこんなことになって申し訳ない気持ちです」とテレビのインタビューに答えていた保母はあまりにも当事者意識が希薄だ。
ニュースも町や園の安全対策が検証されていないうちから大雪の犠牲者として数えあげている。
よく老人と子どもを弱者として一括りにするが危険を知ったうえで事故に遭った老人の不運とこの場合は違う。「ここからは危険だから入ってはいけません」と教えたって、なんの目印もない雪一面の園庭の危険な区域を遊びに夢中になった6歳児が判断できるだろうか。たまたま通り掛かって運悪く巻き込まれた事故ではない。大人の責任だ。わずか2人の職員で37人の園児を遊ばせるには明らかに不適切な場所だったのだ。事故が起きる前に何も対策を講じなかった町や保育所の長の管理責任も大きいが、現場を目で見ながら危険から子どもを守れなかった保育士の判断ミスにほかならない。
この子の死を「雪による死者」の一人に加えるのは納得できない。


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